チューニング・メーターを使ってチューニング行う場合、一般的にはセンターポジションを目指してチューニングを行いますが、これは現在の音楽界で最も一般的に用いられている「平均律」というスケールに合わせることが殆どになります。
「平均律」は、どの調でも使えるというメリットがある反面、音楽的にはかなり濁った響きになります。特に三度の音の濁りが一番顕著で、例えば合唱などで三度の音を歌うパートは、美しい響きを出すために基音のパートを聞きながら、長調の場合にはフラット気味に、短調の場合はシャープ気味に歌うと全体の響きが良くなると言われています。この「シャープ気味」「フラット気味」という曖昧な表現の目安となるものが"純正長/短3度表示"です。長三度を受け持つパートは、センターポジションではなく、長三度表示(▽)に合うように(短三度の場合は、短三度表示に)声を出すと聴感上の美しい響きが得られます。