5ピンの丸いコネクタのMIDIケーブルを使用して接続した機器の名前は、PC上には表示されません。
これは従来のMIDI規格(MIDI 1.0)において、接続先の機器名称をPC側へ伝える仕組みが定義されていないためです。
(※新しい規格「MIDI 2.0」ではこの機能が追加されましたが、表示は2.0に対応した機器同士の接続に限定されます。)
そのため、使用するソフトウェアのチャンネル(またはポート)設定画面にて、接続機器との紐づけを個別に行う必要があります。
この挙動は、USB-MIDI変換ケーブルを使用した場合も同様です。PCが認識できるのは変換インターフェースまでであり、その先にあるMIDIケーブルで接続された機器の名前までは表示できません。
また、USBケーブルは1本で双方向の信号を流せますが、MIDIケーブルは「OUTからINへ」の一方通行の仕様です。
USBは双方向で制御信号をやり取りして確実なデータ通信を行えるのに対し、MIDIは一方的にデータを出力する仕組みになっています。
そのため、データの取りこぼし対策などがなく、受け取り側の準備ができていない状態のデータは受信できません。
MIDIで双方向にデータをやり取りして確実な通信を行うには、双方の機材にあらかじめ対応したシステムを組み込んでおく必要がありますが、従来のMIDI 1.0仕様ではそうした統一システムがないため、運用が難しいのが現状です。