これはチューナーの機能 というより楽典の お話になってしまいますので概略のみ記載させていただきます。
現代の平均律では、D ♯と E ♭は 異名同音 になりますが、ミーントーンでは D ♯と E ♭は 異名異音 になります。ミーントーンに対応しているとされる曲の演奏時には、 E ♭と D ♯は厳密に弾き分けられなければなりません。バロック期を代表する重要な作曲家の一人であるゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルはミーントーンを愛用していたとされている様です。彼の鍵盤楽曲等にミーントーンを前提として書かれたものがあると思われます。尚、OT 12 では、 A を 0 セントとした場合のピッチ配分になっています。
(以下は参考文献からの抜粋)
【ミーントーン音律】(Mean Tone)【中全(ちゅうぜん)音律】 和声的音律 (添付ファイル参照)
"3度音程が不純な ピタゴラス音律に変 わって登場した音律です。鍵盤楽器で美しい和音を響かせるために、 3度音程が純正に調整されます。5 度音程は少し狭くなります。(基の音から 5 度間隔で、平均律に対して約 3.5CENTが累積)。シントニックコンマの 22CENT を 1/4 した値( 5.5CENT )の分だけ狭い 5 度を重ねていく形なので、 1/4 Mean Tone と呼ばれることもあります。純正よりも 5.5 セント狭い 5 度を重ねていくため、広い 5 が 1 箇所できてしまい(表中 B♭ ?D ♯間あるいは G ##?E ♭間、約 38 セント広い)、その 5 度は大きなビート(うなり)を発生 するためヴォルフまたはウルフ(狼音 ドイツ語と英語)と呼ばれています。オリジナルの形では 3 つの♯、 2 つの♭までの調( C 、 G 、 D 、 A 、 F 、 B♭)しかきれいに弾けず、それ以上調合が増えると音がにごるため、楽器の調律替えを行う等の対策を講じる必要がありました。
(備考)
1523年にピエトロ・アーロンが発表したものが有名で、ヘンデルに愛用されたことが有名だそうです。シントニックコンマ( 22 セント)の n 分の 1 だけ狭い五度を重ねて作った音律を n 分の 1 コンマミーントーンと言い、 1/4 、 1/6 、 1/2 、 3/8 、1/5 等 、多種多様のミーントーンが考えられます。(特に断りの無い場合は、オリジナルの 1/4 ミーントーンである場合が多いようです)