質問:
DS DAC シリーズのスペックに関してサイト上の周波数特性を見ると、
10Hz 20kHz fs=44.1kHz ・ 48kHz
10Hz 40kHz
と書かれています。
それに対して MR シリーズは、
10Hz 20kHz fs=44.1kHz ・ 48kHz
10Hz 40kHz fs=88.2k Hz ・ 96kHz 、 176.4kHz 、 192kHz
10Hz 100kHz 1bit
となっており、 DS DAC シリーズは 44.1kHz と 48kHz 以外は、上が 40kHz までという解釈で良いのでしょうか
回答:
MR シリーズの周波数特性と DAC 10x シリーズの周波数特性はほとんど同じで単に表記の問題 になります。
(以下、担当部門からのコメント)
MR 1 /1000 リリース時に、PR 的な謳い文句で「 100kHz までの再生可能範囲 」と書いたので、スペックシートでもその数字 100kHz) を盛り込め!と言 われて 書かれた ものです。MR 2000S までは横並びの仕様比較表的なものを作られてしまうので、表記を揃えていましたが、DAC 10x シリーズはその横並びの表に載ることはないので、表記を取 り払った経緯があり、以下はハード屋的な解説 になります。スペックシートを良く見るとわかるのですが、
10Hz 40kHz fs=88.2kHz ・ 96kHz 、 176.4kHz 、 192kHzのほうは 1dB という条件下で所謂「 f 特」的表現で書いて あり、
10Hz 100kHz 1bitのほうは単に周波数範囲しか示さず,振幅方向を規定していません 。
ある程度減衰していても再生可能(=その周波数成分を表現することが可能 な周波数範囲を示しているだけです 。しかも残念なことにその100kHz という数値は技術的に正しい根拠を持っているとは 言い難いものです 。そもそも,ナイキスト周波数までフラットに振幅方向の情報量を持ち得るPCM と振幅方向に情報量を持たず fs がとても高くしたDSD の周波数特性を全く同じ観点で比べることはできません 。 DSD の fs の高さの利点は周波数特性で表現するものではなく、 時間軸の分解能の高さで表現 するほうが技術的には相応しいのです 。スカーレット・ブック(SA CD の規格書)でも, DAC のポストフィルタで 、 OUT BAND(= 可聴帯域外)の高域を減衰させることが義務付けられており50kHz では IN BAND(= 可聴帯域)に対して 3dB とするように定められています 。